コンサルティング
株式会社ムーンコーポレーション
文様
自身が取り組んだからこそ分かるナコムのワンストップサービスの「楽さ」
- まず初めに、ナコムと取引する前に抱えていた課題だったり問題だったりを教えていただけますでしょうか。
- 一番大きい問題に関しては、メニュー全体をどう作成するかっていうレシピとか、食材探しっていうのを、今まで私一人でやってたんですね。自分の中ではファミレス以上のアイテムをうちで揃えるっていうテーマでやってたんですけど、まあこんなもんかっていう所まで半年とかかかってしまって、身体も悪くなり、他の仕事も手薄になり、よしやった!って思ったところで、品数だけは増えたけど、なんかあれ?ていう事になってしまって。それでも半年かけて作ったからこれでいくぞ!と思ったんですけど、今度はお皿、盛り付け、写真、メニュー票の作成だったり、全部その後待ってるんですよね。
- その後のことはどのように進めようとされたんですか?
- 全部ド素人に毛が生えた程度になっちゃって、食べたら美味しいものっていうポイントだけは守れるんですけど、それ以降は全部守れない状態になってしまいました。お皿一つ選ぶのにも、飲食店じゃないので在庫数を抱えれないし、価格の問題もあって、初めに数枚買ったとして次買う頃にはもう無くなっていたりするんですよね。
写真を新しいお皿で撮り直すのも大変だし、段々そこから始まって、色んな事が、「あれ写真と違うじゃん」になっていくんですよね。写真撮るにしても、美味しそうにシズル感を出したりとか、ライトの当て方ひとつ取ってもダメ。こういうの(簡易撮影セットのようなもの)を買って、背景白にしようとか赤にしようとかやってみるんですけど、それでも全然美味しそうに見えない。「この人すごいカメラマンだよ」ってぐらいのプロのカメラマンにお金払って頼んでも、人や風景撮るのが専門だったりとか、食べ物を美味しく見せる写真っていうのを専門で撮る人っていうのは中々出会えない。特に地方だとプロに頼んでもいないので、結局お金出してもルートがないからたどり着けなくなるわけですよ。そういうのがワンストップで全部できるのがナコム。もうびっくりするほど楽になります。
- 「びっくりするほど楽になった」というのはどんな部分で感じられましたか?
- これが「楽になった」だけだと語弊があるかもしれないけど、ただ何もやってない人がお願いしてポーンとあったら逆にそんなにありがたみ感じないかもしれない。だけど私は全部自分一人でやって、何度も心が折れてるので。。
例えばハンバーグひとつにしても、美味しいのどこのメーカー?っていう我々はどの食材をどう混ぜるかよりも、どこのメーカーさんの冷凍かレトルトかっていう所が一番ポイントなんですけど、どこのメーカーのどれが一番コスパがいいとか、美味しいとか、味気にしなくて最安値どことか、それは料理人は逆に知らないんですよね。だけど、藤原さん(弊社営業)と話してると、ポーンとコンマ何秒で出てくるし、ああこの人知ってるんだなっていうのがちょっと話すとすぐわかる。
日々新しい食材が出てくるから分からないこともナコムさんに確認して調べてもらえれば、それも直ぐに分かるんですよ。それが私だったら一つの食材見つけるのに、何社もサンプル取って、サンプルってくるまでに時間がかかるんですよ。お金かかってもいいから早く持ってきてって言っても、普段その商社さんが扱ってないものを頼んで取り寄せることになりますし、その会社からのロットの問題とかもあって、じゃあこれ1ロットで40個入ってるのが5個10ケースから付き合いますよって言われるとうちもうできないんですよね。そういう所も、実際やってみないと分からないところなので、もう本当に1から10までストレスフリーになる。しかもすぐに、こういう時にはどれがいいのかっていうのを聞いたときに、パッとメーカーさんの中でも、この食材、このシリーズっていうのが出てくるので、メニューの方針さえ決まっていればあっという間です。 - 色々ご自身で模索しながらやられてきたっていう事なんですけれど、ナコム以外で取引されるか悩んだ業者さんなどはありましたか?
- ナコムさんにかわる業者っていうのはやっぱりいないですね。そこまでワンストップでできるっていうのは、ほぼいないですね。食材を卸す専門の商社さんで大手さんがあり、地元でやってる問屋があり、っていうどこの地方も食材卸問屋っていうのはだいたいそうなってると思うんですね。でも大手さんって食材の取り扱いがいっぱいできるよって言っときながら、結局他が使ってないものだったら、手間もお金もかかるから、卸したくないっていうのがあるんですよね。だから大手とは中々付き合えないんです。じゃあ地元で長くやってて、細かい気遣いができるような業者さんにお願いして、そこから他のところでは使ってないだろうけど、ここのやつ引けない?っていうのとかいろいろ経て、営業さんが努力する人だったらある程度は付き合ってくれるんだけど、やっぱり藤原さんのスピードと知識と経験には足元にも及ばないですよ。
- では、ナコムを導入する際にこういう部分があったからこそスムーズにいけたなっていう部分があればお聞きしたいです。
- 元々自分の気力・体力で猛烈に教育したりしてたんですけれど、ホテルの一つの欠点として人が定まらない。その理由にもいろいろあるとは思うんですけど。ある程度の今までの料理やってなかったことよりは突然料理を始めるっていうのがやっぱりハードルが高いんですよ。そんな時に1から10まで、ナコムさんからくるレシピだと、文字に落としてもらって写真をつけてもらってっていう事も、私がやる作業として考えるとやっぱり結構な重量があるわけですよね。それをやってもらえる、物理的・時間的な問題が解消されるっていうのがナコムにお願いしてて、導入してすぐに料理を作るまでに至れるっていうところがナコムのメリット。調理器具やお皿だったりも、例えばちょっと汁気の多いこれをうちにある皿だったらどうしようっていうのがあると、それはこういうお皿使いましょうって言ってくれて、どこどこのなになにってやつで、いくらっていうのがすぐに出てくるんですよ。
- 実際に飲食の売上ってどれくらい上がったとかってお聞きできますか?
- ホテルのシステム上、今年の半ばから正確なものを取り始めたので、同じ条件の比較っていうのが現時点ではできないんですけれど、昔のリニューアル前では、全体の中の飲食売上は良い時でも2%弱ぐらいだし、売上が良かったわけではないんです。リニューアル前と後での比較をいつもしているんですけれど、リニューアル前の月商×1.5倍が今のホテル全体売上で、飲食の割合とかも単純には比較しづらいんですけれども、世間一般論として考えて、月商が少ない場合は、意外と飲食の比率が高まるはずなんですね。売上に対するっていう点でいうと、売上が1.5倍のびてるのに、5%を超えるようになってきました。
- すごい数字ですね!では、今後の目標などはありますか?
- 私が知ってるところで、飲食店スタートでホテルをやられてる大きいホテルの方で飲食が評判なところが10%程だと聞くので、そこが私の中でマックスなのかなと考えると、藤原さんとはね、もうちょっといきましょうっていう目標を掲げてます。まだまだ努力していきたいと思ってます。