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キッチンの掃除ガイド【シンク(流し台)】

野菜などの食材を洗ったり、食器を洗ったり、冷凍食品を流水解凍したりと、毎日使うキッチンシンクは、きれいに使おうと思っていても、いつの間にか汚れが溜まってしまいます。今回はキッチンの掃除ガイド第2弾、シンク掃除について解説します。

シンク汚れの種類

水垢

水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が残って、白いっぽい水垢がシンクにこびりつきます。できてすぐの水垢はスポンジなどで簡単に落とせますが、時間がたつと固くこびりついた頑固な汚れになってしまいます。

石鹸カス

食器用洗剤と水道水に含まれるカルシウムなどが混ざり合わさった白っぽい汚れで、水垢と似ていますが、水垢はアルカリ性の汚れなのに対し、石鹸カスは酸性の汚れなので、性質に合わせてクリーナーを選ぶ必要があります。

油汚れ

調理器具や食器の油汚れを洗うときに、どうしてもシンクに油汚れが付着してしまいます。油汚れを放置しておくと、変質して落ちにくくなったり、腐敗して悪臭の原因にもなります。

ぬめり・黒カビ

シンクにできるぬめり汚れの正体は雑菌の塊。スポンジ置き場、水きりカゴ、三角コーナーや排水口などのいつも湿っている場所は雑菌が繁殖しやすく、ぬめり・黒カビが発生しやすいところです。

汚れの種類応じた対応を

水垢にはクエン酸を

アルカリ性の汚れである水垢にはクエン酸を使った掃除がお勧め。水200mlに対して小さじ1のクエン酸を溶かしたクエン酸水を用意します。水垢が気になる場所にキッチンペーパーなどをかけ、その上からクエン酸水をスプレーしてしばらく置き、水垢をふやかします。スポンジで水垢をこすり落とした後はクエン酸を水で流します。

石鹸カスは重曹を

クエン酸で掃除しても白い汚れが残っているのなら、石鹼カスの可能性が高いです。酸性の汚れである石鹸カスには重曹を使います。水洗いした後のシンクに粉のままの重曹をふりかけ、しばらく置いた後、スポンジで石鹸カスをこすり落とした後は重曹を水で洗い流します。

油汚れはその都度食器用洗剤で

日々の調理や食器洗いなどで出る油汚れは、その都度食器用洗剤とスポンジで洗い、溜めないようにしましょう。頑固な汚れには、重曹を水でペースト状にしたものを油汚れに塗り、スポンジでこすり落とすのも効果的です。

ぬめりは漂白剤での除菌がお勧め

雑菌の塊であるぬめり汚れには、除菌効果のある塩素系漂白剤が便利です。泡状にスプレーできるタイプのものが簡単でお勧め。ごみを取り除いた後漂白剤をスプレーしてしばらく置き、水で洗い流します。残った汚れは歯ブラシなどでこすり落とします。塩素系漂白剤を使う際に注意してほしい点は、クエン酸など酸性のものと一緒に使わないということです。塩素と酸が反応し有毒ガスが発生するので大変危険です。

ぬめり汚れを防ぐには

ぬめり汚れは臭いのもとにもなるし、何より不衛生。なるべく発生しないようにしたいものです。ぬめりの原因である雑菌は餌と水分があるところで繁殖するので、排水口や三角コーナーになるべくゴミを溜めないようにしましょう。また、簡単な方法として、丸めたアルミホイルを入れておくというものがあります。アルミからでる金属イオンが雑菌の繁殖を抑えてくれます。

仕上げの乾拭きがキレイの決め手

シンク掃除の基本は毎日の掃除です。使い終わった後は食器用洗剤で洗ってよくすすいでおきましょう。そして、仕上げに乾拭きをして水分を残さないようにします。水分が残っていると、水垢がついたり、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。最後のひと手間で、衛生的でピカピカのシンクを手に入れてください。

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